P社は,OAサプライ用品,PC周辺機器,文房具,生活用品など,幅広い分野の商品を,法人から個人まで様々な顧客に販売している。昨年度策定した中期経営計画に基づき,顧客数の増大,受発注業務の効率向上,正確かつ迅速な納品を目的として,受発注システムを再構築することを決定した。優先度の高い目標は次のとおりである。・5年後の法人顧客数を現時点の4倍,受注総件数を現時点の3倍と設定し,それに対応したシステムとする。・電話及びファックスによる注文から,インターネットによる注文へシフトする。P社が想定している新受発注システムの構成を,図1に示す。

設問1 RFPの作成について,(1),(2)に答えよ。(1)P社がRFPを作成することで得られるメリットを,解答群の中から二つ選び,記号で答えよ。

(2)RFP作成の効果を更に高めるために,RFP作成チームのメンバ構成について改善すべき点を,20字以内で述べよ。

設問2 RFPの業務要求及びシステム要求について,(1),(2)に答えよ。(1)提案依頼先に業務要求を正しく伝えるために考慮すべきことを,解答群の中から二つ選び,記号で答えよ。

(2)ASP又はソフトウェアパッケージの活用を検討する場合に,業務要求や現行システム機能との差異を調査・分析・評価するための作業の名称を答えよ。

設問3 RFPの品質要求・性能要求について,(1),(2)に答えよ。(1)表1において,画面レスポンス時間とサーバ内処理時間に分けて目標時間を設定した。本文中のパフォーマンス要求の項において,サーバ内処理時間に関しては目標時間を達成することを条件として課したが,画面レスポンス時間に関しては努力目標とした理由を,40字以内で述べよ。

(2)キャパシティ要求の項において,取扱いデータ件数に関して追記すべき事項を,20字以内で述べよ。

設問4 提案依頼先からの提案内容を評価する際に,本文中の下線④のなりすましに対する直接的な対策として適切な事項を,解答群の中から二つ選び,記号で答えよ。